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東野圭吾
(原著)
¥ 6,300(税込)
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通常24時間以内に発送
ジャンル内ランキング:6,979位
カスタマーレビュー数:23
【Amazon.co.jp】
原作は東野圭吾のベストセラー・ファンタジー小説。バスの交通事故により母親(岸本加世子)が死に、娘(広末涼子)は生き残った。しかし、生き残った娘の心は、死んだはずの母親のものだった。それは残された父親(小林薫)と娘の秘密となったが、夫婦なのか親子なのか、奇妙な生活は…。 広末が若い体に中年の心をもつという難しい一人二役をナチュラルに演じ、きわどいせりふもサラリとこなして、女優としての成長をうかがわせる。監督は『木村家の人々』『病院へ行こう』など、コメディを得意とする滝田洋二郎。いくらでも笑いのとれそうなこの物語を、あくまでも正攻法のラブストーリーに仕上げているところが成功の要因だろう。岸本と小林の別れのシーンのしみじみとした感動は忘れられない。(堤 昌司)
【くちコミ情報】
観てから読むか読んでから観るか
私は先に原作を読みました。 439Pの原作を90分足らずにするのですから、映画は映画独自のアプローチをしても 一向に差し支えない。と思いながらも素晴らしい出来の原作でしたから、ビクビク (笑)しながら映画を観ました。 平凡すぎるほど平凡な平助のキャラはやはりだからこそ難しいのだなと感じました コミカル寄りに演じられる今回の平助は、だから嫉妬に燃えて盗聴器を仕掛ける トーンの変化とその際の残酷なセリフが効くのですが、そこが殺されていました。 根岸文也は優秀な大学を出て、だから平助と同じ会社に入る出会いを作るし、 医者である藻奈美と釣り合い、無理のないバランスを原作者は配慮したのですが、 文也をタダのラーメン屋にした脚本家の罪は重い。 思い出の公園シーンは岸本加世子さんがいきなり次元の違う演技を見せますが、 やはりここは荒井由実の「翳りゆく部屋」が流れる必泣きシーンで、藻奈美の 極めて重要で最高の号泣シーンが「わたし母さんの分も頑張るから」脳天気な セリフにすげ替えられており、ここでこっちが泣きたい気分になりました。 挙げ句直子とわかる『平助の逡巡で込み上げられる緊張感』が愚鈍で、無粋な 演出にこれまたすげ替えられており、思わず「あちゃー!やっちまったよ!」 と声をあげました。まだ、交換日記は実は白紙だった。のほうが良くないですか? どちらから先に観た方がよいか?と聞かれれば映画の方を先に観た方がよいです
忘れがちな思い
当たり前のような平凡な日常を見直しさせられた作品です、作品の設定と家族環境が似ていたせいかすぐ主人公と同化してしまい作品を本も映画も消化した後は自分の人生改めて考えさせられました、生きる目的幸せとは?夫婦?家族?わたしの今後人生のバイブルになる作品てす
最大限の愛
『家族の幸せが俺の幸せ』最初から最後まで、脇役でありながらキーマンであるバス運転手のこの言葉がメインテーマの様な気がします。 残された妻の魂、娘の体 妻だけど娘として、世間ではもなみとして生きていかなければいけない、なおこ。 分かってはいるけど、今までの夫婦生活の様にはいかない。 若い男が目の前に現れると思春期の娘を取られるより、妻のなおこを失う方を恐れ、大きな矛盾に苦しむ夫。 夫婦の2人の気持ちは何一つ変わっていないのに体一つ、生活一つでここまですれ違いが生じてしまうものなのか。 どうにもならないこの矛盾を解消するため、苦しむ夫のため、『家族の幸せ』のために下したなおこの決断は正しいものなのかは何度見ても分かりません。 『二人』最後の岬灯台での場面は、幸せと別れの切なさで溢れいます。情景の美しさが余計際立たせます。 何よりラストまで見て、もう一度あの場面を見ると、やるせない気持ちでいっぱいになります。 最後を見て思う事はそれぞれ違うと思いますが、妻であるなおこの強かさ、最大限の『夫への愛』を直に感じました。 キャスティングが素晴らしい事、この作品が映画になったことに感謝したいと思います。多くの人に見ていただきたいです。
良い映画です
この当時の日本映画の中では、非常に良い作品だと思います。ただどうしても小林薫の気持ちで映画に入り込んでしまう為、見終わった後は少し切なくなりました。
現在までのヒロスエの最高作品
本作は冒頭から悲惨なシーンで幕を開ける。居眠り運転のバスごと崖から転落し、多数の命が失われる。運悪く乗り合わせた杉田直子と藻奈美母子が巻き込まれて、娘の藻奈美だけが一命を取りとめた、はずが肉体は娘、魂は母というややこしいことになる。この「スイッチ」的シーンはハリウッドでの十八番であり、特別目新しいものではない。でも、この幕開けから2時間、観客も見事にだまされるラストまでがアッという間なのは、ひとえに広末涼子の演技力によるところが大きい。夫を演じた小林薫の見事な助演もあるが、母と娘を演じ分ける難しい役柄を「それらしく」演じきった。だから、最後のドンデン返しもきれいにキマったわけで、やるな、ヒロスエ、ということだ。最初に本作を観たのは7〜8年前で、その時も面白いとは思ったが、再見すると人生の機微やむなしさなども随所に盛り込んである脚本に心を打たれる。前回は広末の立場から観ていたものが、いまは小林薫の側から観ている自分に気がつく。語り継がれる名作というのはそれなりに理由があるものだ、とつくづく思う。このあと広末は少し スランプに陥ったため、第一線に戻ってきた現在に至るまで、これを超える作品には巡り合っていない。そろそろ母親役もできる年齢なので、本作を凌駕するような作品で再び感動させてほしい。
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カスタマーレビュー数:12
【くちコミ情報】
高校生だけど..
かなり楽しめましたっ!!!!キツイ奴らまぢ好きです。おもしろ過ぎます。小林薫さん、玉置浩二さんのコンビが最高です。歌はやっぱり上手いです。個人的には柳葉敏郎さん演じる川西喜一郎の「飯でも食事にいきませんか?」っていう台詞が大好きです。馬鹿なヘタレ社長のギバさんも素敵でした。絶対に見て損はしないと思います。
玉置浩二と小林薫の名コンビドラマ
玉置浩二と小林薫の名コンビによる大ヒットTVドラマがついにDVDになりましたね。 クラブのピアノ弾きに惚れた元金庫破り吾郎と、少年院時代の弟分完次が繰り広げる、心憎いほどの見事なストーリー! この二人の独特が作り出す独特の空気がいいですね。
どうも〜、社長が御呼びで〜す。
このドラマで、忘れてはならないのは故我王銀二さんでしょう。極道なのになぜか憎めないキャラクターで、大ファンでした。我王さんのご冥福をお祈りします。
大好きなドラマ
オリジナルから変更を余儀なくされた点はあるにしても、今後この手の良さを持った作品は出ないのだろうなと思わされるほどの、職人芸的な作品です。 篠ひろ子も今やドラマでは見られなくなってしまいましたが、この作品の彼女が最も素敵に自分は思います。 全体的に話はマイナーで、役者も全員がうまいとはお世辞にも言えず、最後もかなり強引でリアリティないんですけど、 それでもきちんと調和がとれてまとまっている辺りがプロの仕事で、 こういうドラマは海外では絶対に作れないので見てない人は一見の価値ありです。
UnComplete Version
以前から大好きだった作品でやっと手に入れました。しかし! 他の方も指摘されている通りカットや差し替えが相当に酷いですねぇ・・・ 「著作権の関係で・・・」との断りは小ーさくパッケージに記載されてはおりますが。。。 凄くがっかりしたのと、金の事しか考えていない、日本の、特に芸能界の文化に対する敬意の低さを改めて痛感してしまいました。 確かに権利を守ることは大切な事ですが、この事により作品がズタズタに壊されてしまっております。 ノイズもあるし、特典やブックレットもショボイので、これならCSないし地上波のオリジナル版をDVDに録画して保存した方が良いでしょう。 非常に不満の残るパッケージ化です。 星2つはこの作品をパッケージ化してくれた製作者の心意気と作品を作られたスタッフ、キャストの皆様に敬意を表しての結果です。 本来星1つ
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ジャンル内ランキング:12,490位
カスタマーレビュー数:2
【Amazon.co.jp】
1996年~2005年、全6回にわたりフジテレビ系で放映されたSMAPの中居正広主演のスペシャルドラマ。原作は青木雄二による同名コミック。脚本は『踊る大捜査線』の君塚良一が手がけ、コミカルでテンポのよい作品に仕上がっている。ナニワの金融会社・帝国金融に入社した青年・灰原達之(中居正広)が、金に翻弄される人間の哀しさ、図太さ、したたかさを目の当たりにしながら、“大阪一の金融屋”を目指す姿を丹念に追っており、見ごたえがある。借金、債務取り立てなど、生々しくなりがちなテーマも、魅力的な女性ゲストを配することで、親しみやすく華やかに見せていて好感がもてる。灰原を導く先輩・桑田(小林薫)ら、渋い男性陣の活躍も必見。(みきーる)
【くちコミ情報】
おもしろい
舞台が大阪と言うのがいいかもしれません。追う者と追われる者、大阪独特のなまりや金融用語が飛び交っておもしろく感じました。中居が取り立て屋?と最初思いましたが、素直で純粋な彼が仕事を通して変わっていく様もなかなかよかったです。この業界はすごいですね。勉強になります。
記念
記念すべきナニワ金融道の第1作。ここからすべてが始まった。
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カスタマーレビュー数:8
【くちコミ情報】
映像作家の個性が味わえます。
一言でいえば難しい映画、といえるでしょうか。フランス映画、ヌーベルバーグのように撮ってみようと考えたかどうかはわかりませんが、その雰囲気で、いかにもATG作品とも言える感じです。今の商業映画と比べると貧弱で雑な作り方に見えますが、仕掛けがない分、監督のアート志向と腕前が発揮されていると思います。大森一樹という映像作家を知るのに適した作品だと思います。カットのつなぎ方などに個性が出ていると思います。
春樹と一樹−阪神間の青春
大森一樹の作品と言えば、「ヒポクラテスたち」を大方の人は挙げると思うが、私はプロ以降 の作品ではこの「風の歌を聴け」を第一に挙げたい。プロ以降と書いたのは、アマチュア時代に 「暗くなるまで待てない」という、とてつもない快作を学生仲間と撮っているからである。 村上ファンには顰蹙を買うであろうことを十分承知で、大森一樹は映画化したに違いない。 また村上春樹が映画化を許諾したのは、阪神間であっという間に通り過ぎてしまう街「芦屋」 に若い日の二人だけに通じ合った思い出があったからである。(大森一樹談) 鼠が住むレストランは、夙川に実在したクリスボンというレストランである。ローバーミニが転倒する 場所は、今は無き西宮球場前である。海縁に建つ「移情閣」の脇には、今は明石大橋が存在する。 真行寺君枝と小林薫のベッドシーンは、フランス映画のワンカットのようで私は大好きだ。 昔からラブシーンの演出が苦手であろうと推察される大森一樹の「一発逆転芸」である。 そもそも村上春樹小説を映画で見るなどというのは、どだい無理なのだ。 今は大衆娯楽作に甘んじている大森一樹が、村上春樹の小説&ヒカシュー「巻上公一」の音楽 という難しい題材にチャレンジした若き精神と室井滋発掘という快挙に星4つを贈りたい。
村上春樹ファンならがっかりします。
村上春樹の風の歌を聴けだとおもうと、がっかりします。「風の歌を聴け」ってこんなにつまんない話だっけ?と思うことでしょう。 といって、大森一樹ファンの人が見ても、面白くないです。「オレンジロード急行」を見た方が何十倍も面白い。大森一樹が村上春樹に遠慮している感じで、どう見ても成功作とは言えません。 当時の風俗を振り返る歴史的価値はあると思います(ただし、それなら「俺たちは天使だ」とか、「探偵物語」を見た方がよいと思われますが)。
なんかいい雰囲気
そう、学生時代、テレビをふと観ていると、この映画がはじまった。 はじめは何となく観ていたが、だんだんにその独特な雰囲気にはまって行く自分を感じた。もう20年近く前のことだろうか。 そして、ある日原宿ラフォーレの本屋で、やけに気になる表紙の本を手にとった。1973年のビンボール。。。。村上春樹と僕の出会いはこうしてはじまることになる。そして、羊をめぐる冒険へと。 メジャーになった村上春樹。でもこの頃の彼の作品が一番気に入っている。そしてこの映画、大森監督にもはじめて出会ったわけだけど、一気に二人のファンになってしまった。
こころは8ミリ映画
村上春樹がいまのような有名作家になっていなかったころにひっそりと大森一樹(大森監督のほうがはるかに有名だった)によって映画化された作品(しかもひっそりとdvdリリースされていた)。実験的な(あるいはフランス映画の影響を受けた)技法をカタログのように使用しているが、それほどのいやみはなく、原作の味というか雰囲気を比較的素直に表現できていて、細かい設定の無理も含めて大森解釈村上春樹ワールドを作り出している。登場人物が結局のところ、誰一人として素直に内面をさらしだしていないのに、彼らの孤独感や閉塞感が伝わってくるというのは、村上+大森の感性のなせるわざだろう。当時の大森監督の年齢やチャレンジ精神の旺盛さなどのせいか、正直言ってつくりはそれほど丁寧ではない、しかし、不思議な後味というか印象を残すという意味では、カルト映画化するのは十分理解可能である。個人的には「小指のない女」のエピソードが好きで、「ふたたび神戸に戻ってきたときに人の洪水と時の流れの中にあとも残さずに消え去っていた」というナレーションになにかドキッとしたことを覚えている。
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【くちコミ情報】
DVD化して〜
☆5つはオマケしすぎかもしれないけど… 昭和のなんともいえないアンニュイ(←死語!?)なフツーの中年男女と風景が これまたイイ感じで描かれてます。風吹ジュンがいい味だしてます。 過去が忘れられないだらしない上司やそこそこ成功してずるい同級生… 「セレブ」という言葉がまだない、でも貧乏でもないから登場人物に共感できるし。 懐かしいようなそうでないよな、せつない作品です。
大人のラブストーリーの佳作
同窓会で30年ぶりに再会したかつての同級生から恋を告白される。まじめ一筋の妻子持ちと、子連れのバツイチ男のあいだに恋がめばえる。・・・甘っちょろい話である。キレイゴトである。だが、作者はそれを百も承知で、違うんだ、つらい日常だからこそ、キレイゴトが必要なんだと言っている。それにじつを言えば、この甘っちょろい話には、にがい結末が待っている。大人の、せつない、話なのだ。なによりも風吹ジュンがすばらしい。48才にしてこの美しさ!(>生尻も拝める^^) 中原俊(脚本・山田耕大)というロマンポルノの俊才がつくった大人のラブストーリーの佳作。
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【くちコミ情報】
昔ながらの日本の映画のような・・気もちょっとして (笑)
師走の押し迫った中、ママさんコーラスのダブルブッキングから話は始まる。 大人になると、思うようにならないこともたくさんある。 そんな中でコーラスというつながりを大事にして生きている人たち。 彼らにとって、年の瀬の最後の発表会は、年を越すのにとても大事なイベント。 それを気安く考えているホールの公務員。 その戦いが面白い。 いろんな人たちのいろんな人生があって、 いろいろ絡み合って・・ けどみんなで一緒に最後は「歓喜の歌」を歌う。 そんな設定が、昔ながらの日本の在り方のような気もする。 面白い映画でした。 “らんちゅう”は何も悪くないのに・・ちょっとかわいそう。 そして、その“らんちゅう”を盗むことに、「盗人にも3分の理」というか あっけらかんと説得してしまう安田成美もかわいかった。
泥棒の話は要らなかったのでは?
俳優が皆素晴らしくて(小さいところでは、片桐はいりの抑えた使い方なんか演出センスいい)、結構感動したのだけれど、泥棒の話だけ非常に浮いている気がする。安田成美カードを二枚切ったことにもなるし。
身近にありそなハートフル・ドラマ
ダメダメ公務員のダメダメっぷりを見事に演じる小林薫、あっけらかんと苦難をものともしない五十嵐(安田成美)。二人のバランスが対照的なのですが、ちょっと構成が弱かったか。由紀さおり、藤田弓子などなど、多彩なキャストがエンディングに向けて作り上げてゆくシーンは、なかなか小気味よいものがあります。 エンディングでは、本物のママさんコーラスによる歌唱が堪能できます。が、もちろんどこまでいってもママさんコーラスレベルですので、シカゴ交響合唱団のレベルを求めてはいけません。 不要と思われるエピソードが多く、その分前述どおり登場人物の関係性の構築に弱さがありますし、指揮者が上手から出てくるとか、エンディングのシンフォニーは誰が?とか、まあ細かい話もありますが、身近にいそうな人たちの、普段着のハートフルなドラマです。
お役人様に捧げる,笑いと涙の感動作
「歓喜の歌」という映画ですから音楽物かと思いきや,原作は立川志の輔の創作落語で,基本的にはコメディ作品です。 歓喜の歌といえば,ベートーヴェンの交響曲第九番の最終楽章で合唱される,クラッシクファンでない方でも良くご存知のあの歌のことですね。 私は,高校時代から現在まで,通算5回テナーパートの一員としてステージで歌った経験がありますが,毎回1年近くの練習を経て本番を迎え,3楽章までは暗く重い旋律をオーケストラの後ろで聞き,バリトンソロの“オーフロイデ”で導火線に火がつき,そして迎える歓喜の大合唱で感動はピークに達し,終演後はメンバーたちと手を取り合って涙した,それぞれの演奏会の記憶があります。 そんな“歓喜の歌”を題材にした作品ですからどんな内容でも見ないわけには参りません。 本作は,文化会館のダブルブッキング事件から巻き起こる騒動を,12月30日,31日の二日間の出来事に凝縮させ,要所に笑いどころを散りばめながら,最後にホロリと泣かせるというハートフルな作品に仕上げています。 本作で取り上げられる事件は当事者たちにとっては大変なことではありますが,人の生死に関わるような深刻なものではありませんから,しっかりと笑いの部分を堪能できますし,いろいろなトラブルを最終的には味方につけて,ラストの合唱の素晴らしさを際立たせた良作だと思います。 念のために申し上げておきますが,お役人の全部が飯塚主任(小林薫)のような方ではありませんし,本気で“おらが町の文化振興”に取り組む会館の主事さんもたくさん居られます。 文化会館の業務には,貸館業務と地域の文化振興業務があり,本作では前者を扱って笑わせていますが,大切なのは文化を育てる後者の方で,今回のトラブルを解決した背景には後者の調整能力が役立っています。 ところで,同じ原作をドラマ化した番組が,9月8日テレビ朝日系の全国ネットで放送されます。こちらのダメ公務員は佐野亮介主任(大泉洋)で,ママさんコーラスと市政20周年記念報告会をダブルブッキングしたという設定です。 映画が勝つか,ドラマが勝つか楽しみではありますね。
全ては原作、「志の輔らくご」の良さによるところが大!
コンテンポラリーの噺家、且つ「志の輔らくご」という現代に通用する落語およびその大衆向けエンターテインメントを落語家と庶民の両方の視点から創作、表現できる稀有のアーティスト、立川志の輔原作による新作落語の映画版。志の輔師匠本人によるパルコ劇場での落語版もDVD化されているので、できればそちらも同時に見て頂き、落語版と映画版の違いや面白さの表現方法の相違も味わって頂きたい。落語と映像は別物であり、基本的に2次元ピン芸を3次元的映像に翻訳し直す作業は想像以上に大変だったはず。まずは、その努力と映像版の出来の良さを評価したい。ただし、落語のギャグ(台詞)を映像の俳優にそっくりそのまましゃべらせた箇所が数箇所あり、あらかじめ落語でそのギャグを知っている者には、もう一捻りして欲しかったという欲もある。志の輔師匠、家元もチョイ役で出演。映像での成功の鍵はやはり志の輔らくごの本質が素晴らしいということに尽きる証明となったようだ。
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【くちコミ情報】
古き良き時代を見事に描ききった傑作中の傑作!
「女が泣いてちゃ、ご飯はできないよ!」 昔、NHKで放送されていた、小林薫主演、「イキのいい奴」というドラマがあります。 これは、その中で、大女優、松尾嘉代扮する東京下町のおかみさんが言うセリフですが、私にはどういうわけか、この一言が、大変、印象に残っております。 (「続・イキのいい奴」の方だったかも・・・。) 時代設定は、ALWAYS・・・まさしく、昭和27〜28年頃の東京の下町を舞台にしたドラマでしたが、冒頭のセリフを言った松尾嘉代さんの役は、少し、年齢不詳気味でしたが、夫役の若山富三郎さんが、60前後といったところでしたから、50歳くらいだったでしょうか。 祖母の年代でしょうか、思えば、その時代、その年齢の人は、それまでに、死ぬほど涙を流してきてるんですね。 まさしく、今のイラクやアフガンと一緒で、我が子の死を見、友人知己の死を聞き、家を焼かれ、食べるものもなく・・・。 ドラマではそこまで言ってませんでしたが、言わないのが当たり前で、誰もが経験している当たり前のことなのですから、わざわざ、取り立てて言うようなことではなかったということでしょう・・・。 一方で、主演の小林薫が演じた寿司屋の親方にも、その時代の空気が感じられましたよ。 思えば、うちの祖父などがそうだったような気がします。 そう、いわゆる、「昔気質」ってやつですね! そういった人間模様を通して、かつて、この国にあった古き良き時代を見事に描ききったという点で、こういったノスタルジーものの中では、傑作中の傑作と言ってもいいのではないかと思っています。 「女が泣いてちゃ、ご飯が出来ないよ。」 コンビニ行けば・・・って言われますかね(泣)。
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