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カスタマーレビュー数:9
【くちコミ情報】
星二つだけど・・・
評価する事自体意味がないように思える。ただ、ごくごく個人的に、好きな作品とはとても言えない。 三島由紀夫を読みつくしているファンの方なら共感できる部分があるのだろうけれど(そしておそらくオーディエンスはほとんど三島ファンだろうけど)、一映画として見た私はここから何も衝撃を得なかった。切腹シーンのグロさは別の意味で衝撃的とはいえ、それすら何らかのパワーが感じられなく、グロいだけに留まっている感じがした。予算や時代背景から、技術的に限界はあったのだろうが、それでももう少し表現として成り立たせることができたのでは、と思った(特に編集) 基本的にこの映画は、三島由紀夫自身と、既に彼の世界に魅了されている人たちだけに向けられたもののような気がする。はっきり言って、当時としても一般公開する価値のある映画だったとは思えない。 ただ、序盤近く、イメージがオーバーラップしているシーンは映像として美しかった。Sexと切腹の部分は、そこに入れ込み過ぎて逆に見え見えになった感があり、私はメインのシーン以外の方が好きだった。
最高☆☆☆☆☆
とりあえず買ってから毎日見ています 「英霊の聲 」と合わせて見るとさらにいいと思います ワーグナーにのせて白黒の画面で能の舞台のセットで繰り広げられる究極ミニマル愛国(憂国ですね)主義ムービー。 三島好きな人はとりあえず見ないと!!
私はこの作品を愛さない。
この映画に流れる『トリスタンとイゾルデ・前奏曲と愛の死』(ワーグナー)は、私の大好きな曲である。そして、この曲を三島由紀夫が深く愛して居た事は、余りにも有名である。 私は、三島由紀夫は、この曲(『トリスタンとイゾルデ・前奏曲と愛の死』)を聴く内に、この映画を作りたいと渇望するに至ったのであったと確信する。いや、もしかすると、原作の小説(『憂国』)も、この音楽への愛が先に有って書かれた物ではなかったかと想像して居る。それは、私も、三島由紀夫と同様、音楽を、そしてこの曲を深く愛する者だからである。 だが、この短編映画(『憂国』)を新宿のライブハウスで見た時、私は、同じ音楽から、自分が心に描いて来た世界とここまで違ふ世界を心の中に構築し、視覚化する人物が居た事に、驚き、衝撃を受けずに居られなかった。 私は、小説家三島由紀夫が天才であった事にはもちろん同意する。作品に対する私の好き嫌ひなどを超えて、小説家三島由紀夫は、まさに天才と言ふ名に値する芸術家であった。だが、映像作家としての三島由紀夫を私は評価しない。音楽から得る霊感は、まざに一人一人全く違ふ事の一例であろう。ワーグナーのこの音楽(『トリスタンとイゾルデ・前奏曲と愛の死』)が私の心に与えて来た物は、三島由紀夫がこの音楽から得た物とは全く違ふ。故に、この音楽を愛する者として、私は、三島由紀夫のこの映画を愛さない。 (西岡昌紀・内科医/三島由紀夫の37回目の命日に)
死とエロスの作品
三島の終生のテーマである「死とエロス」の充溢した作品である。 三島はジョルジュ・バタイユの思想的な影響を明言しているが、バタイユがこの作品をどのように見るか興味のあるところである。 「至誠」の文字を背景にワーグナーの音楽の流れる中、粛々と行われる自害の場面は血と汗にまみれ、内臓をさらけ出す中、汚穢と恍惚が一体となる。そこには武士道の潔さというより、強烈なエロティシズムを感じる。 そこに独特のナルシシズムの影を見て、鼻白む人もいるであろうし、 あまりにも鮮烈な死の場面に嫌悪感を抱く人もいるであろう。 しかし、全編、死の圧倒的な迫力とそこから感じるエロティシズムは好悪の感情を観るものの心を強く揺さぶる。 好悪の感情を超えて、観るものを圧倒する力。 それこそ芸術ではないか。
本当の制作意図
三島がこれをつくった理由は、いろいろいるが、本当の制作意図は単に筋肉と胸毛を見せびらかし、自分の裸体で、世の男好き男性に興奮してもらいたかっただけなのでは・・・。つまりホモのオナペットになりたかっただけのような気がする
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【くちコミ情報】
島の貧しい漁師と船持ちの娘の恋
全編に流れるギターがドラマチックな物語をむしろ淡々とした雰囲気に変えていく。普通はおおげさに盛り上げるものなのにこの映画では反対で、独特の趣がある。島の貧しい漁師(浜田光夫)と、大きな船を持つ家の娘(吉永小百合)の恋物語である。若者には網元の恋敵が、娘には都会帰りの恋敵が設定されている。嵐の晩、島の小屋で若者が娘の前で火を飛び越えるシーンがあり、これで若者は島での信用をなくしてしまう。別の嵐の晩、娘の家の船のロープが解けて沖に流されそうになったとき、その若者はただひとり嵐の海に飛び込んで船を救おうとする。さて、映画の中で吉永小百合の歌う伊勢音頭は、別の映画「光る海」の中でもよされ節として出てくる。「ひとりむすめ」というもので、全国の民謡の中に取り込まれているようである。
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【くちコミ情報】
増村作品の王道
主演が三島由紀夫で、ヤクザものということで、相当のハードボイルド映画なのかと思って、手に取りましたが、そこは増村保造監督で、全編洒落っ気のある軽妙さを感じさせる作品で、ただのハードボイルドにはなっていません。カッコいいやくざではなく、カッコ悪いやくざを、ここでは描いていて、やくざ映画というよりは、素敵な恋愛ものとして見る事もできると思います。そして恋人役の若尾文子、いつもながらすばらしいですね。とにかく自立心が高いのに、直感のみで信じた道を突き進む危うさを伴う女の役を見事に演じています。この女の強さというのは、増村作品から頻繁に感じることでもあります。そういった意味で、増村作品の王道とも言える映画だと言えるでしょう。
強烈な存在感
これ、はじめはとんでもない駄作かと思ったのですが、なかなかどうして、娯楽としても結構楽しめる作品に仕上がっています。 ただ、やはりこの映画の最大の魅力は、文豪・三島由紀夫が主演を張っているという点に尽きるでしょう。決して演技が上手いわけではなく、どちらかと言えば「大根ぶり」を発揮しているのですが、そのブキッチョさが、「本当は根性なしの強がりヤクザ」という役どころに妙にマッチしてしまっています。志村喬や若尾文子などの、そうそうたるベテラン陣に囲まれながらも、存在感という点では決して負けていません。 この映画の中で、三島は何よりも生き生きと「映画俳優」を「楽しんでいる」ということがバシバシ伝わってきます。本当に微笑ましいです。女性なら母性本能をくすぐられてしまうかもしれませんね(笑)。日本純文学作家の中でも、「実に」が2つつくほど特異なキャラの持ち主だったのだなあと改めて実感させられてしまいます。
こんなノーベル賞候補二度とでてこねえだろう(笑)
みしまはとっても悪ぢえの働くヤクザです。役の中ではじぶんはアホだから、とか言ってますが相当かしこいです。この時代の文化祭的なちゃちな街並み、風俗がかわいいです。トルコ風呂もたのし(笑)たしかにクライマックスはみどころでしょうが、笑う人もいるとおもいます。とにかくエスカレーターでやってはいけませんと注意されていることをさんざんやりまくって最後「どーん!!」ってオチですから。他のみどころは女をなぐりまくるみしまのかおでしょうか。ひきつった笑顔というか・・物足りずもっとひどいことをやりたそうです(笑)役者としてかなり面白い方だと思います。こんなノーベル賞候補もう二度とでてこねえだろうな(笑)
三島ファン以外も必見!ラストのエスカレーター・シーン
内容に関係してくるので、詳細には教えられないが、とにかくラストシーンの映像の面白さ!エスカレーターによる、こんな見せ方があったのかと痛感させられた。また、数多あるヤクザ映画の中で、これほどまでに人間味のあるヤクザは、そう多くはないだろう。また、なんといっても、三島由紀夫氏の演技と歌声(主題歌『からっ風野郎』)に触れられるというだけでも一見の価値はある。監督は『卍』、『盲獣』などを手がけた増村保造。三島氏演じる朝比奈の恋人役には若尾文子。
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大胆な構図
三隅研次監督作品と聞いて『子連れ狼 死に風に向う乳母車』での「カメラが拝一刀に介錯された首の視点になって転がる」衝撃的なショットを思い出す方なら、おすすめ。 映画全体としては、文芸映画であり地味で堅実なのだが、主人公が腕立て伏せをする場面で、カメラが「腕立て伏せをしている本人」の視点になる。 視点が地面に向かって近づいては戻る。それが繰り返されるうちに、地面に点々と染みが付いていく。 腕立て伏せを繰り返して、汗が地面に滴る様子を、本人の視点で撮っているのだ! こんな大胆なカットを撮るのは三隅研次ならでは!
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三島由紀夫の小説を、日米合作で映画化した作品。一言で言ってしまえば、思春期の少年たちの残酷さを描いた作品である。海辺の街に住む未亡人とその息子。性に目覚める時期を迎えた少年は、偶然見つけたベッドの下の穴から、美しい母の自慰をのぞく程度でおさまっていた。ところが二等航海士のジムがふたりの前に現れ、その魅力に母が惹かれるようになったことから、少年はジムを憎悪の対象として捉えるようになる。少年たちは残酷な儀式をもって「堕落した大人」を「制裁」するのであった…。 ジョニー・マンデルの美麗な音楽に乗って描かれる、愛と葛藤。未亡人に扮したサラ・マイルズが全裸で自慰やセックス・シーンを見せるその生々しさ、美しさは瞼に焼き付くほど。ルイス・ジョン・カルリーノ監督の演出は、航海士を男の理想としていた少年が、ちょっとしたきっかけから逆に憎悪を募らせる、その幼い心理の移り変わりを誇張することなく描き、やがて到達する恐るべきクライマックスまでを繊細なタッチで見せていく。 カルリーノ監督はタイトルバックに登場する、さまざまな海の表情を、三島由紀夫に捧げたという。(斉藤守彦)
【くちコミ情報】
えーと、肝心な箇所は
原題は「The Sailo Who Fell F om G ace With The Sea」。"If I Should Fall F om G ace with God" が「神に見捨てられたら」という意味らしいので、そこから解釈すると「海に見捨てられた船乗り」という意味か な。 ストーリーは基本的に原作に忠実で、なかなかコワイものがある内容なんですが、自分にとってのメインは、母 親役のサラ・マイルズの自慰シーン。深夜に外出していることが母親にばれた少年は部屋に閉じ込められるこ とに。偶然に隣の母親の部屋を覗くことのできる小さな穴を発見した彼は、その穴から母親が自慰をしている のを目撃する、というところ。十代に見たときはなかなか興奮させてくれたシーンですが、今見直すと、ちょっとサ ラ・マイルズの表情というか容貌がなんか老婆な感じがして(多分彼女の口元とかが好みではないんですな) ちょっと興ざめしてしまいましたね。
強烈な対比
どこまでも果てしなく青い海が美しく、そこに重なるジョニー・マンデルの、とてつもなく控えめなスコア。しかし、その上で展開する愛と憎しみは恐ろしいほどに濃い。この極端な対比が何とも重く感じられる。 三島由紀夫の小説の舞台をイギリスに置き換え、エキセントリックな役柄を得意とするサラ・マイルズをヒロインに迎えた衝撃的な作品。音の面では、沈黙に近いほど静かだが、その分心の動きは激しい。 ラストの映像美は、そこで起こっていることが恐ろしいだけに、一層強烈に心に残る。
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